2018年2月末日。
順天堂医院で受けた食物アレルギー検査のこと。
採血は順天堂医院でしたが、結果自体は自宅近くのかかりつけ医で
聞けるとのことだったので、約2週間後に朝一で聞きに行きました。
息子 生後10ヶ月 順天堂医院で食物アレルギー検査を受けてきました(結果編)&免疫グロブリン(IgA)欠損症の疑い。
さっそくですが…気になる結果発表です。
HRT 乳幼児期用食物検査
項目 | 検査成績① | クラス |
総ヒスタミン遊離量(nmol/L) | 294.3 | – |
非特異的ヒスタミン遊離量(nmol/L) | 16.8 | – |
コントロール | – | 3 |
卵白 | – | 0 |
オボムコイド(※1) | – | 0 |
オバルプミン(※1) | – | 0 |
牛乳 | – | 0 |
小麦 | – | 0 |
アレルギーを起こす原因となるタンパク質は主に卵白アルブミン(オバルプミン)とオボムコイドです
卵白アルブミンは卵白中のタンパク質の54% を、オボムコイドは11% を占めており、卵アレルギー児の3分の1はオボムコイド特異的IgE抗体陰性と言われています
卵アレルギーはすべて「クラス0」
所謂アレルギーではなかったという結果となりました。
それではどうしてあの日湿疹が出たのでしょうか…
疑問に思い、先生に聞いてみると下記のような回答でした。
生後10ヶ月ですと標準値が大体「54mg/dL」です。基準値の6割程度しかないので、体調が優れないときに卵を食べたからアレルギー反応が出たのでしょう。
普段元気な時であれば、まったく問題はありませんよ。
またこの値が低いとどういう影響があるのか、そして完治することは可能なのか教えてください。
そもそも「IgA」は感染症に対抗するもので、赤ちゃんは元々低いんです。だから赤ちゃんはよく風邪をもらうんですよね。ただ、原因は分かっていません。
めるさんの息子くんの場合は、この値が低いのでウイルスをもろに受けやすいという影響があります。そしてこのウイルスが悪さをしてアレルギーを引き起こす可能性があります。
なので…本日から免疫を補う薬「インタール」を処方しますね。
「インタール」は1日4回、食前(おやつ時含む)15分~30分前に与えてください。
このお薬は、1歳半から遅くとも3歳までは毎日飲みつづけなくてはいけませんが、ここまでやっておけばそれ以降アレルギー(鼻炎等も含め)を発症することはほとんどなくなります。
ただ、まれに「IgAサブクラス欠損症」といってずっと投薬が必要な場合もありますが、これはまだ現段階では分かりませんし可能性も低いと思います。
つづければ治る確率が高いのであればよかったです。
毎日4回ということは、4月からは保育園にお願いする必要がでてきますね。分かりました。
IgAが低下すると病気にかかりやすくなります
IgAは鼻汁、唾液や消化管などの表面の粘膜中に分泌され、これらの粘膜表面で外敵の侵入を阻止します
IgAは特に腸に多くいます。食べ物とともにウイルスや細菌などが侵入しやすいためだと考えられています
なお、母乳にはIgAが特に多く含まれており、赤ちゃんを感染から守ってくれているとのことです
かなりざっくりと書きましたが、食物アレルギーはなかったものの
IgAがやや低値だったため、長くても3歳までの治療が必要という結果でした。
IgAは成長するにつれて自分で抗体を作ることができるようになりますが
まれに自分で作ることができない場合があるため、薬で補う必要があるそうです。
4月からは保育園の入園も決まっているので
後日の保育園面談では、園長先生に薬のことをしっかりと伝えておきたいと思います。
今回は幸いなことに食物アレルギーがなくホッとしたものの
思いがけず「IgA欠損症」というはじめて聞く言葉に戸惑いました。
でもいまは、逆にはやめに気づくことができたおかげで対処できるという点
血液検査をしてみて良かったな…と前向きにとらえています。
↓最後に…無性にモスが食べたくて、優待でランチしましたの図(笑)