生後2ヶ月を過ぎ、順調に大きくなっている息子。
日々おなじスケジュールを淡々と過ごすことに
すこしだけ物足りなさを感じていた日。
そんな日は家中の掃除!と、はりきって掃除をはじめたところ
ふと息子のアルバムが目に入りました。
息子のアルバムのスタートは、誕生日からではありません。
体外受精・顕微授精をして胚盤胞になった、大切な胚の写真からはじまります。
2年半の高度不妊治療を経て授かった息子。第2子の治療は6つの凍結胚移植で終了することを決意。
29歳のころから不妊治療をはじめたわたしは、わずか半年で高度不妊治療へ。
それから32歳となるいままでの2年半の間、ひたすら治療に没頭してきました。
昨年夏、8回目の移植周期で2つの胚を同時移植し、うち1つが着床。
すくすくと成長してくれ、息子に出会うことができました。
子育ては大変ではありますが、大泣きしている息子を前にしても
気持ちは穏やかな日々を送れています。
それもきっと、不妊治療をしてずっと授かりたいと願ってきたから。
たとえどんなに寝不足でも、どんな体調がよくない日でも。
すやすやと眠る寝顔、微笑、さまざまな表情をする息子をみているだけ。
それだけでとてもしあわせな気持ちになります。
夫も平日は多忙で、朝と深夜しか息子と会えませんが(ほとんど寝ています)
「かわいいかわいい」と言って、頭を撫でてから仕事に出ていきます。
津田沼IVFクリニックに保管してもらっている凍結胚は、残り6つ。
2年後、3年後、はたまた1年後なのかは分かりませんが
いつかは必ず迎えに行きたいと思っています。
残っている凍結胚の6つのどれかが、第2子となってきてくれるのか。
こればかりは分かりませんが、6つの胚盤胞を移植して授かれなければ
そのときは、治療をすべて終了するつもりでいます。
つまり、採卵をすることはもうない。ということ。
もちろん、欲を言えばもうひとり…という気持ちはありますが
息子を授かれただけでも十分。
この気持ちが大きいから、こう言えます。
だから、第2子計画は6つの凍結胚をお迎えしたら終了。
息子を授かったとき、夫婦で話し合った結果です。