16週前後で、あるていど胎児も大きくなってくると
腹部エコーができるようになってくるので、推定体重を計測されます。
健診時の超音波検査でもらえるエコー写真には
「EFW●●g」と記載がされることがあるのをご存知ですか?
”g”ということは、体重なんだろうなと予想はつきますが
そもそも推定体重(以下、EFW)ってどうやって算出するのでしょうか?
疑問に思ったので、まとめてみました。
胎児の体重の測り方。推定体重(EFW)についてまとめてみました。
こちらが、前回の健診時のエコー写真です。
右下の方に、「EFW 117g」と記載があります。
これが推定体重ですね。
赤ちゃんの推定体重を割出すために「胎児体重推定式」という計算式が用いられます。
超音波検査などで測定される数値
計測箇所 |
記号 | 内容 |
頭殿長の長さ | CRL | 赤ちゃんの頭の先からお尻までの長さ |
赤ちゃんの頭の大きさ | BPD | 赤ちゃんの頭を真上から見て、左右横幅の最も長い部分の直径 |
大腿骨の長さ | FL | 赤ちゃんの太もものつけ根から膝までの長さ |
腹部周囲の長さ | AC | 赤ちゃんのお腹の周りの長さ |
腹部前後径・腹部横径 | APTD・TTD | 赤ちゃんのお腹の前後の厚み・お腹の横幅の長さ |
計算の方法は、日本では以下のとおり2種類とっているようです。
EFW(g)=1.07×BPD(㎝)³+3.42×APTD(㎝)×TTD(㎝)×FL(㎝)
EFW(g)=1.07×BPD(㎝)³+0.30×AC(㎝)²×FL(㎝)
これらの必要な数値を測ることで、超音波機械で自動計算されています。
あくまでも個々の先生が、手動で計測しているので、すこしくらいの大小を
指摘されても、そんなに心配しないで良いということなのでしょう。
また、おしえて生活sanというHPに胎児の大きさ平均値一覧が
とても分かりやすく書いてありましたので、ぜひ参考にされてください。